ゲーム業界のお話
Since 2002/3/14 |
ネガティブ編 |
なんか連邦さんトコとか、探偵ファイルさんトコでも取り上げられてるけども、 某S新聞社さんとこのネタが大いに取り上げられてますね。 でもコレに関してはウチだって無関係とはいえないから、ちょっとウォッチして おかないとダメですね。 さて、前回呟き足りなかったので今回も引き続きゲーム業界人の呟きを お伝えしてみましょう。 今回はワタシ自身の呟きではありません。 実際の現場の方数名に意見を 聞いてみました。 その中で印象に残ったセリフを挙げて見ましょう。 (今回は将来にネガティブな考えを持つ人を中心にしています) サウンドチーム Iさん (29) 『うーん、今は音楽で仕事できてるから良いんだけど、40近くなったら オヤジの仕事でも手伝うかもしれないな〜・。あと10年はこの仕事を したいんだけど、その頃にはもうポジションが無いんだよね・・・。』 プログラマ Sさん (31) 『そろそろ徹夜が辛くなってきたかも。コンピュータの知識はまだまだ つけていけるんだけど、この業界でのモチベーションが尽きてきそう・・。 そろそろ管理能力を身に付けていかないとなあ・・。今の仕事だって 世の中でいうSEっていうもんじゃないし。』 CGグラフィッカー Eさん (年齢不詳) 『最近はツールも便利だし、レベルの高い素人さんも多いからねえ、 オレなんて何時まで現場に居られるのやら。 かといって今頃 普通の仕事なんて出来る年齢じゃないし・・・。お先真っ暗だよう・・。』 企画 I さん (33) 『はっきりいって、オレらの仕事は他の業界では潰しが利かないからね〜。 今の仕事をずっと続けてていいものか、微妙だなあ・・・。』 なんだか、聞かないほうが良かったかも知れないなあ・・・・・・・。 明るい意見も聞けましたが、ネガティブな意見のみをピックアップすると、 ホントにゲーム業界の老後は悲惨な模様です。 まあ、確かに貰えるお給料も会社によって天と地の差があるとはいえ、 他の業界よりも平均的には高いでしょう。でも平均的に現役年齢が短命なのと、 他のスキルを学ぶ時間が殆ど無いため、スキルに偏りが生まれてしまいます。 この突出したスキルを活かせる他業種への転職はかなり狭き門のようです。 明るい意見ってのも、既に業界内で一定の地位まで上がってる1部の人だけ ですしね。 とはいえ、この1部の成功者達の収入がハンパではない為、 (タイトル収益ボーナスだけで国産の新車ならキャッシュで買えるらしいです) 一攫千金を狙う若手クリエイターは後を絶たずに茨の道を選択してきます。 まさに人生ゲーム感覚ですな。作り出す製品も売れる、売れないは ギャンブルですが、自身の生活もギャンブルにしてしまう訳ですね。 今回のお話は1つのゲーム会社にいる方々だけの感想なので、これだけで ゲーム業界内の実情を決めつけることは出来ませんが、十分に参考の1つに なったと思います。 これからゲームクリエイターを目指す方は、この現実の一片を頭に入れた上で 頑張って欲しいと思います。 |